薪御能

平成28年 5月20日(金)・21日(土)

 若葉が目にしみる五月、「薪御能」を春日大社・興福寺にて執り行います。夜空に映える薪火輝き、自然の織り成す舞台の美しさ、そこにくっきりと浮き彫りにされる能のゆかしさは、見る人を幽玄の世界へ誘い入れるでしょう。
 この行事は日本古典芸能の基調をなすもので、近年、各地で野外能や薪能が行われていますが、古来、薪能といえば、興福寺南大前の芝生で演じられてきたものを指し、各地の薪能は戦後これにならったものです。
 869年、興福寺修二会で薪猿楽が舞われたのが始まりと伝えられており、3月に7日間行われ、能だけでも四十九番舞われていました。能楽が大成される室町時代には、最も盛況を極めたといわれています。





舞台あらため

 当初、「薪御能」は、舞台が野外の芝生であったため、紙を敷き踏んで芝の状態を見たとされています。
 現在は、敷き舞台の上で行う為、その必要はありませんが、芝の湿り具合いで能のあるなしを決めていたことを今に伝えるため、演能の前に興福寺衆徒(僧兵)により「舞台あらため」が行われます。
 また、その結果を人々に伝えるために「外僉義(げのせんぎ)」文が読み上げられます。
外僉義文は、寺の外部の人達に向けて僉義を発表するものです。
これらの儀式は他では見ることのできない「薪御能」だけの特色です。




平成28年度 「薪御能」実施要領
■日 程/
  平成28年 5月20日(金)・21日(土)
■場所・時間/
5月20日   春日大社舞殿   『咒師走りの儀』午前11時~
  興福寺 南大門跡 『南大門の儀』 午後5時30分~
5月21日   春日大社若宮社  『御社上りの儀』午後2時30分~
  興福寺 南大門跡 『南大門の儀』  午後5時30分~
  ※21日の『御社上の儀』は春日大社の祭事の関係で14時30分からの開始です。
※『南大門の儀』の開場は、午後16時予定。(状況により変更になる場合もあります)
※両日の南大門の儀は、雨天の場合奈良県文化会館にて実施します。
■観 覧 席/
  春日大社 春日大社 会場 協賛席のみ
興福寺 会場 協賛席 、一般無料(後方立見)
※全席 自由全席 となります。
※雨天時の 「奈良県文化会館 」は協賛席のみ
■協賛券の事前受付 (5月9日(月)まで)
  お一人様 4,000円(解説書付) ※1日協賛券
(※協賛券はどちらかお好きな日に使用でます。)
受付は郵便振替で行います。(下記指定口座へお振込み下さい。)
ご希望の方は、郵便局の振込用紙に住所・氏名・電話番号を必ず 記入し人数分の料金 をお振込み下さい。
 
  郵便振替口座番号   01040-0-83563
  口座名義   薪御能保存会
 

※お申し込みいただいた協賛券は、4月初旬頃に送付致します。
奈良市観光センターの窓口では5月19日(木)まで事前受付をいたします。

■協賛券の当日受付
  お一人様 4,500円(解説書付)※1日協賛券
受付は、開催日当日の春日大社・興福寺会場の入口にて



平成28年度 「薪御能」演目
5月20日(金)
 
咒師走りの儀 春日大社舞殿(午前11時~)
  金春流能 「翁(おきな)」  金春憲和 ほか
南大門の儀 興福寺 南大門跡・般若之芝(午後5時30分~)
  観世流能 「通小町(かよいこまち)」 観世喜之 ほか
   大藏流狂言  「長 光(ながみつ)」  茂山七五三 ほか
  宝生流能 「融(とおる)」 辰巳満次郎 ほか
5月21日(土)
 
御社上りの儀 春日大社若宮社 午後2時30分~
  金春流能 「箙(えびら)」 金春穂高 ほか
南大門の儀 興福寺 南大門跡・般若之芝(午後5時30分~)
  金春流能 「杜 若(かきつばた)」 金春安明 ほか
   大藏流狂言  「蝸 牛(かぎゅう)」  茂山良暢 ほか
  金剛流能  「藤 戸(ふじと)」 金剛永謹 ほか
※21日の「御社上の儀」は春日大社の祭事の関係で14時30分からの開始。
※演目・出演者は、都合により変更になる場合がございます。
※両日の南大門の儀は、雨天の場合「奈良県文化会館」にて開催いたします。
※薪御能は、写真・ビデオの撮影(携帯電話の機能を含む)を禁止しております。。


お問い合わせ先

薪御能保存会 (奈良市観光協会内)
TEL0742-22-3900